2011年2月25日金曜日

風車の進化

PC内のファンやエアフローを考えていたら、なぜか風力発電に興味が出てきた。

普通に考えると風力発電はこんな感じの白い大きいやつなんだけど


最近は小型のやつもけっこう色々あるようだ。
全てのものが高効率&静粛性を謳っているのだが、果たして。




まあ比較的ノーマルな形の小型風車。

ゼファー社エアドルフィン
・フクロウの羽を模したブレードで風切り音を抑制
・軽量で台風などの強風に強い

で、日本ならではの発想で作られたのがこちら

風レンズ風車(どのように回るのか写真では分かりづらいため、ここからは動画で紹介)
つばなし風車の2~5倍の出力。理論上最高効率。大規模洋上発電で原発1基分を賄うという構想もある。

小型風車ではないが、これがなかなか面白い。NASAで風洞実験もしたという。
mecaro社スパイラルマグナス風車

・ブレードそのものが回転する
・トルクが強い
・回転速度が遅いので静粛性に優れる

完全な素人門外漢からすれば、マグナス風車+風レンズ最強! と思うのだがどうだろう?
コンピュータ上でシミュレーションできると思うけど。




なにせ“かざぐるまだけあって、子供の頃から親しんでいるものだから皆んな色々と考えつくようだ。


公園とかでたまに見かけるのが垂直軸型

ループウィング型風車
タミヤ製? ブレードにエッジがないことで、風切り音を抑制できるらしい。


以下よくわからないw



とまあ色々とあって面白い。これから洗練されて淘汰されてゆくだろう。


風車は、太陽光発電に比べて化学的な難しさがない故、初期投資は少なくて済む。
世界的にも発電量は太陽光より風力のほうが遙かに大きい(20倍以上)。
さらに小型の場合、広大な土地は必要ない。低周波も含む騒音問題だけだ。
太陽光と違って24時間発電可能なのも風力の強みだ。
身近なところだと河川敷なんかは一年中強い風が吹いているわけで、
河川のある区や自治体なんかは橋ごとに設置していけばかなりの電力がまかなえるはず。
少なくとも橋や川沿いの照明の電力にはなるだろう。
都市部でもビルの屋上などの高層は有望な設置場所だ。


なんにせよ、止まっている風車ほど悲しい物はない。
風況をよく見極めた上で、街中に風車が増えることを期待したい。

1 件のコメント:

  1. 「止まっている風車ほど悲しい物はない。」名言だな

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